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リノベーションマンションの資産価値は下がりにくい?

リノベーションしたマンションは、一般的に資産価値が下がりにくいとされます。ただし、「ただリノベーションすればいい」という訳ではなく、マンション自体の条件を満たすことや、ニーズに合ったリノベーションを行うことが大切です。

本記事では、マンションの資産価値を決める要素や、資産価値を維持・上昇させるためのリノベーションのポイントなどについて詳しく解説します。


マンションの資産価値を決める4大要素

マンションの資産価値を決める要素は、大きく分けて4つあります。ここでは、それぞれの要素について詳しく見ていきましょう。

立地

マンションの価値は築年数とともに下がる傾向がありますが、立地が良いとその下落が緩やかになります。これは、立地の良さが需要の高さに直結するためです。

特に、駅から徒歩圏内の物件は需要が高く、将来的なリセールバリュー(再販価値)も期待できます。国土交通省の調査によると、マンション購入時に考慮した項目として「駅からの距離など交通利便性」が最も多く挙げられています。

人気のあるエリアでは、土地の価格が高く、分譲価格もそれに比例して高くなりますが、その分、資産価値の下落も抑えられるのです。逆に、人気のないエリアでは地価が下がりやすく、資産価値の維持が難しくなります。

地価の下落リスクを避けるためには、ハザードマップの確認も重要です。立地が良く、災害時にも安心できる物件は、賃貸需要も高く、収益物件としての価値も高まります。

参考:マンションを取り巻く現状について|国土交通省

築年数

一般的に、築年数が経過するにつれて土地の価値には影響しませんが、建物の価値は下がります。

築浅物件(築5年以内)は新築とほぼ同等の価値を持つ一方、築20年を超えると価値の下落が顕著になるのです。特に築1年目から20年目までは急激に価値が下がり、その後は緩やかに下落します。

築30年以上の物件は「築古物件」とされ、売却が難しくなることが多いです。しかし、2022年の税制改正により、新耐震基準を満たす1982年以降の物件は住宅ローン控除の対象となり、売却しやすくなりました。

そのため、リフォームやリノベーションを行うことで、築古物件でも資産価値を維持しやすくなっています。築年数が経過した物件を売却する際は、信頼できる不動産会社に相談し、適切な売却方法を検討することが重要です。

管理状態

「マンションは管理を買え」という言葉もあるほど、適切な管理が行われているマンションは資産価値が下がりにくいです。管理状態が悪いと、物理的な劣化や社会的な価値の低下、経済的な負担が増えることがあります。

例えば、共用部分の清掃が行き届いていないと、入居者の満足度が下がり、空室率が高くなる可能性があります。また、管理費や修繕積立金が適正に設定されていないと、大規模修繕が必要な時に資金不足に陥ることもあるでしょう。

管理組合の活動状況や長期修繕計画の有無も重要なチェックポイントです。購入前には、管理費や修繕積立金の滞納状況、掲示板の情報更新頻度などを確認し、管理状態が良好かどうかが重要視されます。

間取り

マンションの資産価値を維持するためには、間取りも重要な要素です。居住性に優れたマンションは、築年数が経過しても価値が下がりにくい特徴があります。

地域のニーズに合った間取りを選ぶことが大切で、一人暮らしが多い都心ではワンルームや1LDK、ファミリー層が多い地域では3LDKや4LDKが人気です。単身者向けの物件は、1DKや1LDKなど広めの間取りが好まれ、二人暮らし向けでは2LDKが人気です。

ファミリー向けでは、リビングが中心に配置され、自然光が取り入れやすい間取りが好まれます。特に、バルコニーに面した横長のリビングは、家事をしながら子供の様子を見守れるため、人気が高いです。

地域の特性や住民のニーズに合わせた間取りを選ぶことで、資産価値を維持しやすくなります。

将来的な資産価値を考えた際の「リノベーション」という選択肢

リノベーションは、築年数が経過したマンションでも資産価値を維持するための有効な手段です。

さまざまなライフスタイルに対応できる間取りに変更することも可能で、幅広い層にアピールできます。例えば、段差のないユニバーサルデザインや広いリビング、対面キッチンなどが人気です。

また、自然素材を使用した建材は経年変化による味わいがあり、価値を高める要素となります。さらに、日当たりや風通しを改善することで、住環境を向上させ、湿気やカビの発生を防ぎます。実用性の高い住宅設備を導入することも重要で、特にキッチンや浴室などの設備は一般的なサイズや機能を持つものが好まれます。

リノベーションすることで、室内の見栄えや利便性が向上すると、築年数が経過していても資産価値が下がりにくくなります。室内がきれいで使いやすくなることで、同じ築年数の物件と比較しても需要が高まるのです。

マンションの外観が劣化していても、室内が魅力的であれば資産価値は下がりにくくなります。ただし、奇抜な間取りや設備は避け、一般的なニーズに応えることが重要です。

リノベーションマンションは「資産価値が下がりにくい」理由

「リノベーションマンションの資産価値が下がりにくい」と言われるのには、理由があります。ここでは、以下の2つのポイントについて詳しく見ていきましょう。

快適性・利便性の向上

リノベーションにより部屋の機能や利便性が向上すると、マンションの資産価値も上昇が期待できます。築年数が経過したマンションでも、間取りや設備、内装を改善することで快適性が向上し、住みやすさを重視する人々のニーズに応えられるでしょう。

例えば、キッチンやバスルームのリフォーム、収納スペースの増設など、間取りの変更や最新設備の導入により、日常生活がより快適になります。また、リノベーションにより日当たりや風通しが改善されると、住環境が向上し、湿気やカビの発生を防ぐことも可能です。住む人の満足度が高まり、結果として物件の資産価値も上昇します。

特に、エネルギー効率の高い設備やスマートホーム技術を取り入れることで、将来的な維持費も抑えられ、長期的な価値が保たれやすくなります。リノベーションによって、築年数に関わらず、物件の魅力を高められるでしょう。

ニーズへの対応・需要の確保

リノベーションによって、間取りや設備、内装を改善することで、より多くの人々のニーズに応える物件に生まれ変わります。

例えば、ファミリー層向けに3LDKの間取りに変更することで、子育て世代の需要を満たすことができます。特に、広いリビングや対面キッチン、段差のないユニバーサルデザインなどは、多くのライフスタイルに適応しやすく、需要も高まるでしょう。

こうしたターゲット層のニーズを的確に捉えることで、物件の需要が高まり、結果として資産価値の維持や向上が期待できます。単に見た目を新しくするだけでなく、住む人々のライフスタイルに合わせた機能性が求められます。過度に特殊な設備や装飾は避け、ターゲットとなる入居者のニーズを考えることが大切です。

リノベーションマンションで資産価値を維持・上昇するためのポイント

リノベーションマンションで資産価値を維持・上昇させるためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。以下4つのポイントを理解し、適切に実施することで、マンションの魅力を高め、将来的な資産価値の維持・向上が期待できます。

個性の抑制

リノベーションを行う際には、個性を強く出しすぎることは避けるべきです。

個性的すぎるデザインや間取りは、一部の人には魅力的に映るかもしれませんが、多くの人にとっては住みにくいと感じる可能性があります。その結果、買い手が見つかりにくくなり、資産価値や売り出し価格が低く設定されるリスクがあります。

売却を視野に入れてリノベーションを検討する場合は、仲介業者や不動産会社に相談し、広く受け入れられるデザインを選ぶことが大切です。控えめでありながらも魅力的なリノベーションを行うことで、資産価値を維持しやすくなります。

間取りの最適化

リノベーションでは、誰もが快適に暮らせる間取りを意識することが大切です。年齢や家族構成を問わず、さまざまなライフスタイルに適応できる間取りにすると良いでしょう。

例えば、スムーズな家事動線や広々としたリビングダイニング、対面キッチン、段差のないユニバーサルデザインなどが挙げられます。これらの間取りは幅広い世代に人気があり、資産価値の維持にもつながります。

また、2LDKや3LDKなど、幅広い年齢層や家族構成に対応できる間取りは、買い手の幅を広げることが可能です。地域のニーズを把握し、適切な間取りを提案することで、マンションの居住性や魅力を一層高めることが期待できます。

最新設備の導入

省エネ性能の高い設備や快適性を向上させる最新の設備を導入することで、物件の魅力を大幅に高めることが可能です。

例えば、古くなったキッチンやバスルームを最新の設備に更新することで、機能性が向上し、物件の市場価値も上がります。また、壁紙や床材、照明などのデザインを最新のものに変更することで、見た目だけでなく住み心地も向上します。

さらに、断熱性の高い窓や省エネ設備を導入すれば、エネルギー効率が向上し、環境への配慮も評価されます。将来的なエネルギーコストの削減や、環境に優しい住宅としての価値も高まるでしょう。

質の高い素材を選ぶことも重要で、自然素材や無垢材を使用することで、経年変化を楽しみながら物件の魅力を保つことができます。

日当たりの改善

条件や位置にもよりますが、物件によっては、リノベーションで日当たりを改善することも可能です。採光や通風を考慮したリノベーションは、居住性を高め、資産価値の向上につながります。

例えば、間仕切りを取り除いて自然光を取り入れやすくしたり、風の通り道を確保することで、住み心地が大幅に向上します。また、窓を大きくすることや、ガラスブロックや室内窓を採用することで、光を効果的に取り入れることも可能です。さらに、南向きの部屋をリビングに選ぶことで、日当たりの良さを最大限に活かすこともできるでしょう。

日当たりや風通しの改善により、湿気やカビの発生を防ぎ、衛生的な環境を維持することにもつながります。リノベーションの際には、実績豊富な専門家に相談し、ご自身に最適なプランを見つけてください。

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